M-1グランプリ2021(12.19)
時間経ってるし、もういろんな方が感想を書いてるから被っちゃうし、新たに自分が気づいたことも特にないけれども、それでも現時点での感想や好きだったシーンは記録に残しておきたいので、M-1で2021年最後の更新とさせていただきます。
敗者復活戦
一部地域で放送された直前枠にて、陣内さんに軽く振られ「ほぼ優勝決まったようなもんです!」と返すも、時間の都合で盛大にスルーされる平子さんで開幕ww
自分が投票したのはハライチ・マユリカ・ニューヨーク。その3組についてざっくり感想を。
ハライチは『力を司る悪魔』のネタ。寿命の半分と引き換えに、危機を脱する強い力を授かるが、仮免に合格するパワーというへなちょこ能力だったためキャンセル。知らない間に取られた寿命はキャンセルできているのか確認しようとする澤部さんだが、岩井さん演じる悪魔は2分半黙りこくったまま。返事がなく戸惑う澤部さんのパフォーマンスは圧巻。「すごい長生きしたくて…サラダとか食べてて…」というディティールを詰めるさりげないセリフも良い。タイムオーバーの爆発音すらネタに含めていてめちゃくちゃ笑いました。ちなみに、本来は4分ちょうどくらいの尺で作ってあったようですが、澤部さんが楽し過ぎて長くしちゃったそうw岩井さんは危機感を覚えていたともw(ハライチのターンクラウド情報)敗者復活や決勝ではタイムオーバーのシステムが形骸化してるのは事実なのでその辺の対策は必要な気もしますね。
マユリカは、阪本さん演じる男性の車に女性役の中谷さんが乗り込む『ドライブデート』のネタ。気持ち悪さ強めのミステリアスな阪本さんの雰囲気が笑いを増幅させている気がする。「イヌイのクルマ♪」「すき家の牛丼♪ちがう〜?」「性格のひん曲がった顔面デコボコの豚め!」「君のために鬼になるね(頬をはたく)」「イヌイ鍵終わってるやん!」「この前さぁ俺便器に向かってオシッコしてたのに、全部外れてんけど。ヘンテコ…しっこやね」と面白フレーズ多発。「ヘンテコしっこぉ〜〜↓〜〜↑〜〜!?!?」と復唱する中谷さんの声面白過ぎて何回もリピート再生しては何回も笑ってしまうwww
ニューヨークは『芸能人の友達を作りたい』のネタ。「もう芸能界には慣れた?」という掴みから最高。嶋佐さんが演じる、股間を触って遊んでるかどうか確認したりゲーセンで対戦相手にキレたり電車でキセルしたりする豪快な人物は稲垣吾郎ww イメージにない行動の数々に笑わされましたが、爽やかなトーンの声だったり痴漢と勘違いして謝るお茶目さがあったり知らないポーズで写真撮るミステリアスさも見せたり、どことなく稲垣吾郎感も醸し出しているのがさすが。(醸し出してるって思ってるの俺だけかなw)屋敷さんの「なにそのポーズ!?Goro’s Barとかで一回でもやったそれ?」が地味に好き。拉致られた先でSMAPメンバーが助けに来ると「ありがとう〜〜♪」と踊り出す安いオチww 当日、多くのSMAPファンが誤ってこのネタを見ていたら、ニューヨークに多数の票が投じられるか否かが気になりました。
ニューヨークと迷ったのは男性ブランコ!「マジ女将」「浦井様 歓迎ムード」「ルンバのペースでやらせてあげて!」「全治癒」「ガチ飯」「銀筒に入ったお水が創業以来継ぎ足し継ぎ足し」など強めのワードもさることながら、テンションを上げ過ぎない2人の佇まいも心地良い。
金属バットも悩んだ。「そらお前赤言うてんやからさ、左やろ→思想強っ!」「坊主は上手に納税の義務を回避している」「隣の客のネズミ講は宗教法人として登録している」など爆発どころ多し。ネタの終わり際には「いやいやいや…」と謎の間繋ぎののち「投票お願いしますねぇ」と雑媚びww
ちなみに平場パートではアウターで日清の社員票を狙ったり『実に面白い』を決めるキュウ。
澤部さんがコメントした後、岩井「勝ち上がってねぇ、あのぉ、M-1賭博に番狂わせ起こしたいですね」ww
準決勝に残ってるだけあってみんな面白いですが、やはり勝ち上がる候補に入るのは数組に絞られる。あと5時の夕焼け小焼け回避タイムが導入されてたけど、そこまでして野外でやる意味ある?w いざ屋内でやりだしたら本当にドラマ性が薄れるのか一回試してみようぜ。
決勝戦
今年も壮大すぎる煽りVは健在。
dcgではこのシーンでチャンサカが騒いで若手が戸惑い、平子さんがプチフォローしたという情報がありましたねw
川北さん「俺たちが…」をマスクに表示www
今年の「(俺たちが…一番…)面白い!!」枠は川瀬名人。これもdcg情報ですがこの睨み顔で控室が沸いたそうな。
タイトルロゴ表示まで17分46秒。昨年より5分くらい早くなってます。
時のしおりノルマ達成w
前説を活かして、今田さんによるBKBがwww この直後ぎこちなく上戸さんもやってたの可愛い。
今年の審査員登場は派手派手。審査員紹介タイムへ。
今田「さあ松本さん!今年はどんな大会が?」
松本「もうこの時点でTHE Wとは全然違いますね」ww
今田「違う大会ですから!違う大会なんで!」
松本「あぁそういう意味だけでもなくてぇ!」w
巨人師匠は、よく松っちゃんと意見が違ってしまうことにも触れ、敗者復活メンバー紹介へ。アルピーの番。
平子「ちょっと変則的な漫才をやったわりに、返りが悪かったんで恥ずかしかったですね」ww
陣内「あかんやんそれ!」
認めんの早いなw
BOSSカフェベースのキッチリ夫とテキトウ妻CM、Twitterとかで流れてたM-1応援バージョンじゃなくてよかったよ。変なバイアスかからなくて済むから。そのバージョンが嫌いとかではなくむしろ好きだけど、決勝で流れて欲しくはないというね。
1.モグライダー
名前を呼ばれて控室を出る2人にエールを送る他のファイナリストたち。連帯感が強い!
ネタは『当てずっぽうで星座と性別を聞いてくる輩と「いいえ私はさそり座の女」と答えて気の毒な美川憲一さんをWin-Winにさせたいから、さそり座の女以外の可能性を消したい』。なんだこのネタ!!ww ネタの頭だけ見ると理解が追いつかないけど、実際に可能性を消していくともしげさんのあとに『いいえ私は、さそり座の女』と歌う芝さん演じる美川憲一が歌い出すと、わかりにくかったシステムが解明され笑いが起こる!その後も「うわーっ!美川さんだ!美川さん美川さん!」と必ず騒ぎ立てる無駄な時間を指摘したり、運だけでどうにかしようとするともしげさんに「頑張れねえ奴が神社行ったってしょうがねえだろぉ!?」と何故か強めに説教したりする芝さんのツッコミで新たな笑いのポイントが紡がれていくのが気持ちいい。トップバッターとしては歴代最高の637点を獲得!審査員も多くの視聴者も思ったであろう、出順がもっと後ろならばさらに点数が高かっただろうという感想。どうでもいいけど、「美川さんの仕事場にお邪魔してる格好なんだろ?!」ってそうなの?通りすがりに輩が声かけたんじゃなくて?ww
2.ランジャタイ
今田「急いでください!(笑)あなたランジャタイです!あなたランジャタイですよ!」ww
登場前からふざけすぎwwww
ネタのタイトルは、本人たちのYouTubeを参考にするなら『風猫』。風が強い日に飛んできて顔に張り付いた猫が、国崎さんの耳から体内に侵入してきた…という奇天烈なストーリーをアクロバティックに国崎さんが再現し、伊藤さんが実況の如きツッコミを入れていくネタ。いやこっちも文面だけだとなに言ってるかわかんないな!w だが国崎さんの動きがあれば、そんなストーリーも想像できてしまうのがすごい。戸を開ける音・強風にあおられる描写・ニャンちゃんが体の中を大暴れしてピョン吉みたいに動くシーンなどで、細かい技術がふんだんに使われている。さらには綺麗なムーンウォークまで見せる始末ww 笑わされましたが、突飛な大喜利が続くこのネタは点数高くつかないだろうなと確信しました。
そりゃ審査員もそんな顔するわwww
志らく師匠が96点をつけ、結果的に最下位ではあったものの628点とそんな悪くない点数。にしても低めの点数が出て笑う国崎さんと落ち込む伊藤さん、コンビの中でもリアクションが分かれてるのが面白いw
松本「なんかあれですよね、見る側の精神状態によりますよね」ww
えみちゃんの表情がいいなあw ここで振られなかったのが残念。
3.ゆにばーす
ネタは『ディベート』。まず拍手からの手拍子で盛り上げた後の「悩みあんだよ」の火力が強い!「コロナ賛成派・コロナ反対派」という存在しない議論を持ち上げてから、改めて男女の友情はアリかナシかについてのディベートが始まるが、男女コンビの特性を活かしはらちゃんに追い込まれ続けるナシ派の川瀬名人ww 最終的に「ごちゃごちゃ言わんと30万払うか俺におっぱい触らすかどっちか選べぇ!!」で論理的に勝利を収めるが「こんな勝ち方嫌ぁっ!!」と倫理的に負けを認めるw 審査員からは後半にもっと盛り上がりがあっても良かったと評される。きちんと火種に着火されていたものの、最深部まで燃え切ることができなかったか。個人的には、ディベートが始まったら巧妙に優勢に持っていける技量のあるはらちゃんが、序盤でSNSとSMSを間違えたり文法崩壊してたりといったボケを放ってるのが、統一感がなくて気になった。
上沼「完璧でしたよね。ランジャタイの後だったのでぇほんとにね、ランジャタイの時は気絶してたんですよ」w
4.ハライチ(敗者復活組)
まず結果発表から。上位3組に残った金属バット、ハライチ、男性ブランコが舞台上に。コメントを振られる友保さん。
友保「いやねぇ、なんでもいいんで吉本ギャラ上げてくれや!」ww
ハライチはワタナベから満足いく額もらってることを澤部さんが伝えてから男性ブランコのターン。
平井「ほんとにここまできたので、家賃補助くれやっ」
浦井「国に頼まないで!」w
そして勝ち上がったのはハライチ!!「国民ダルいっすわぁ〜」と嘆く友保さんw 来年こそストレートで上がってきてほしい!
ネタでは、澤部さんが最近やりたいこととしてウォーキング等を挙げるも岩井さんがことごとく否定するが、逆の立場になると地団駄を踏んで拒絶ww この激しい動きもそうだし、相手の意見に神経を逆撫するような言い方で文句をつける2人の表現力の高さが光る!やりたいスポーツの話題の後は「巨大ロボに乗りたい」「妖精の国に行きたい」と子供のような願望に茶々入れられて同様にキレる岩井さんw 最後までギミックひとつでやり抜く、岩井さんらしいしつこい笑い。しかしそのギミックの勢いは最後まで持続せず。観客のウケも後半はイマイチ。漫才サミットANNでは塙さんが、ネタ時間を5分20秒も使っていたので減点してしまった話もあったように、もっとコンパクトにしていても良かったのではないかと思われるネタではありました。審査員は軒並み90点前後だった中、えみちゃんだけ98点と異様な高得点をマークw 岩井さん自身もボソッと「生き残るんだ(笑)」と呟く。この時点で上位から弾き出されたランジャタイの敗者コメントへ。
ここでもふざけまくりwwww
ちゃんと事前に手紙をもらっていた話が巨人師匠から明かされる。あんまりランジャタイのまともな一面について触れて欲しくない気持ちもあるけど、まあそこはいいか。
5.真空ジェシカ
ネタは、『一日市長』。市長となったガクさんを川北さん扮する職員や市民が案内するというもの。のっけから「10日副市長」「5秒秘書」「沖縄の苗字気になる!」「罪人(つみんちゅ)」と単発でも面白い大喜利を連結してくれるのが気持ち良い。二進法で注文から理系のおばあちゃん(単に手遊び好きかと思ったらHelp Meのハンドサインに繋がるのがまた凄い)のも同様に。縦軸のボケが進行中にもかかわらず「一つのことに集中するとこう(ジャイロ回転)なっちゃう」「キムタクのハンバーガーの持ち方」「ミッキーは1人じゃないっすか(笑)」と隙間なく横軸も差し込む無駄のなさ!隣町の地図を踏ませる市長、Help Meおばあちゃん、酸性雨が降るなどイカれた町のディティールも細かくめちゃくちゃ面白かったんですが、点数は思ったより伸びず。ついていけてないと正直に漏らすえみちゃんが高くないのはわかるけど、富澤さんも同じ89点は意外。漫才サミットANNでは「自分に刺さるワードがなかった」と言ってましたが意外。野球のくだりとかおじさんが好きそうだが。世代間を埋めるようにガクさんが補足フレーズを放ってたのは富澤さんにはあまり効果がなかったか。
ここでハライチが敗退。
澤部「楽しい15年間でしたよありがとうございましたー」
岩井「M-1グランプリありがとう!楽しかった!」
澤部「ははははっ(笑)爽やかぁっ!」
今までの全瞬間で一番爽やかであろう岩井さんの表情。ラストM-1の心境については12月23日のハライチのターン!で語られておりました。
今大会、賛否両論あったハライチ。金属バットの気持ちを考えないこともないですが、ターンであれだけ希望に溢れた話をされたらもう『良かった』という感想に自分は落ち着く。本当にお疲れ様でした。
6.オズワルド
ネタは『友達が欲しい』。巨人師匠が「直すとこないんちゃう?」とコメントしたように、畠中さんのサイコな友人探しとそれに付き合う伊藤さんとのやりとりには、一切の隙がないと思えるほど笑いが敷き詰められてる!「あ〜これがゼロかぁ〜」「小林いらねぇなあ!!」と伊藤さんのツッコミは相変わらず、かつ熱量も程よく冴え渡る。それに加え、以前より畠中さん発信で笑いが起こるシーンが多くなってる気がする。以前まではボンヤリした人という印象にとどまっていたが、「俺のお気に入りのズボンと交換しない?」「君の友達全員を一斉にグラウンドに解き放って、その5秒後に俺が追いかけるから、一番最初に捕まった奴が友達な」とサイコキャラに振り切ったことでわかりやすく笑える。いや最高でした。
昨年意見が割れた松っちゃん&巨人師匠からも好評。
伊藤「去年は意見真っ二つに割れて、アメリカと中国に見えたんですけど」
今田「今日は?」
伊藤「今日はトムとジェリーに見えました」wwww
平場も最高!このあとえみちゃんがぶっこんだコメントも良い。
上沼「松本さんと巨人さんって仲悪いんですかぁ?」ww
7.ロングコートダディ
ネタは『ワニに生まれ変わりたい』。輪廻転生するまでの天界のセクションを堂前さんが担当し、魂となってワニへの転生を狙うのが兎さん。だが何回やっても肉うどんになってしまうww 転生先を告げられた時も肉うどんとして啜られる時も、表情が抜群に良い。「ラコステ」と聞いて一瞬駆け込みそうになるシーンも最高。転生先がしりとりになっているのに肉うどんの「ん」で終わるのは気になっちゃいますけど、「2文字タ〜イム!!」という兎さんの都合に合わせすぎたシステムが発動してるところを見ると、細部までは考えなくて良いのかもと思って自分はそんなに違和感なく受け入れられましたw この時点で第2位となり暫定ボックスにイン!
8.錦鯉
ネタは『合コン』。50歳のみんなよりお兄さん、もといお父さん世代のまさのりさんが20代と合コンの練習をする様子に隆さんがツッコんでいく。静かめなスタートながら、ネタの掴みから合コンの自己紹介までバカなジジイっぷりをじわじわ披露していく。乾杯からのビールぐい飲みあたりから勢いはさらに加速。「そうだ!子供の頃さ、公園に紙芝居屋さん来てたじゃん!」「緑の水飴がさ、田んぼの味するんだよね!」「好きなアルファベットってある?俺は、6!!」「そうだ!乾燥したかかと見る?」と畳み掛けるシーンは圧巻。中でも最後の古今東西『50歳過ぎたら体の痛くなる場所』の答え「ひ〜ざァッ!!!」は爆笑しました。去年のパチンコが伝わりづらいという反省を踏まえてわかりやすい題材をチョイスしたのが正解だったか、第2位にランクイン!ほんで伏線でも何でもない「穴は掘らないよ」は見返すとめちゃめちゃ面白いww
上沼「もう私は、紙芝居と水飴、懐かしかったです」w
ここでゆにばーすと真空ジェシカが敗退。ビートたけしかと思ったら北野大だったボケが振るわず、川瀬名人の「僕は今宵初めて風俗に行きたいと思います!」でターンエンド。
キングオブコントの待機の仕方が地上波ゴールデン進出www
9.インディアンス
ネタは『心霊動画』。廃墟に入っていく様子の再現をするきむさんだが、田渕さんのボケに妨害されるいつものテイスト。しかし今回はきむさんが軸にしっかり戻していくのでめちゃくちゃ見やすい。「恐怖心のやつ、東京行ったらしいな」だったり楽天のくだりだったり、強めのボケも際立つ!「怖い動画やりたいから」に対する「こう見えて俺もやから」、お化けも一緒に踊る様子を2人で再現する時の「まぁこっちの手は自分がやってもうてるけどな」、「ツッコミ追いつかへんわ!」に対する「それはお前の腕不足なんで」と田渕さんが俯瞰でコメントするの何気に好きです。そしてテンションを最後まで保ったまま、幽霊にコンビ名紹介するくだりで爆発させて締める理想的な終わり方!塙さんからは6000組の中で一番『漫才』が上手いのではと絶賛。松っちゃんからは、拍手笑いを待つ間もなく次の展開に行ってしまうのが残念だと。
田渕「はい、自分で唯一自分の嫌いなとこです」w
ここでロングコートダディ敗退。
今田「2本目のどうやらネタ合わせを…ヤバいこれは…気まずいですよ!」www
10.もも
お互いの話に「○○顔やろ!」とツッコミをかまし合い続けて最後まで走るネタ。顔の偏見大喜利のみでここまでやるのはとにかく凄い。でっかいキャンパス欲しいに対し「シャッターに落書き顔やろ」ユニバ好きに対し「鉄道博物館顔やろ」割烹やりたいに対し「水1杯5000円顔やろ」と徐々に強まっていくフレーズ、ラストには「めっちゃ妹ほしい」に対し「おい!そんなん言うたらアカン顔やぞお前!」でしっかり笑いをもぎ取る!しかし個人的には、最初から最後までテンションが高いまま変わらなかったので、観ててネタに入り込めない印象がありました。全員から90点台をつけられるも5位で敗退。優勝を真っ直ぐに目指していたまもる。さんは、松っちゃんに「3年後優勝顔ですよね」コメントされたことに対し「でも僕らもう来年優勝するんで」と攻めた返しを!熱い!そして最終決戦にはオズワルド・錦鯉・インディアンスが進出。
最終決戦1.インディアンス
街で声をかけられたいきむさんと、田渕さん演じるアクの強い一般人とのやりとりを描くネタ。「真美」が最後に繋がってきたり、次週予告のジャンケンならぬいっせーのーせで勝ちに行くサザエさん、聖闘士星矢のアドリブぶっこむ田渕さん、などなど勢いは1本目と遜色ないまま最後までやり抜く!
最終決戦2.錦鯉
「どうせみんな、こうなるんだよ!」から始まったネタは『猿を捕まえたい』。猿よりもバカなまさのりさんが上手いこと捕獲できず苦戦する様子に隆さんがツッコんでいく。完璧だった1本目に比べると、自分で仕掛けたバナナに連続で引っかかるのは、さすがにバカをデフォルメしすぎていて、個人的には勢いが落ちた印象。しかし森へ逃げたと知って「じゃあいいじゃねえかよ」とツッコむ隆さんや、猿と間違えて掴んだおじいさんを放り投げるまさのりさんの素早いムーブなど、細かい点で技術や構成が光る。最後にはまさのりさんを安置ww からの小峠さん発案「ライフイズ、ビューティフル!」がオチになるなど、強めのウェポンもしっかりありました。
最終決戦3.オズワルド
ラーメン屋の列でおじさんに割り込みをされたと話す畠中さんが、おじさん擁護派・侵害派に謎のタイミングでスイッチする様子に伊藤さんが困惑するネタ。「みなさんを生き物でくくるな」「さすがに発言が刺青すぎるって」とツッコミも冴え渡り、トマト投げるくだりを最後に利用して落とすのは見事。いつものオズワルドと同じくロジカルに進行していくものの、なぜ畠中さんのポジションが入れ替わるのか・なぜ理想の伊藤さんと話し出すのかというシステムが理解しづらく、スタジオの爆発を誘うには少々難しかった印象。
<最終審査>
巨人がオズワルドに1票、上沼がインディアンスに1票、富澤&塙&志らく&礼二&松本が錦鯉に5票を投じ、M-1グランプリ2021優勝者は錦鯉に決定!!!
苦節27年&21年、ようやく掴んだ栄光。もちろん涙する2人は熱い抱擁を交わす!隆さんから「ありがとう」と言われて泣いてしまったらしいまさのりさん。観てるこっちもボロボロ泣いてしまいましたし、ブログ書くため見返してる今もボロボロ泣いてます。。。いやこれは来るものがある。。。
今田「改めて、おめでとうございます。今のお気持ちはいかがでしょうか、長谷川くん!」
長谷川「諦めないで、やってきて……良かったと思います…!ぼくは……ラストイヤーが……56歳だったんで………」wwwwww
号泣しながらいつものラストイヤー漫談。盛大に笑っちゃったよ。
川瀬名人の表情がとにかく良い。
富澤さんも塙さんも堪えきれず涙。その理由を直後にこう語る。
塙「ごめんなさい……ちょっとぉ……モグライダーが残念で泣いてます」w
そのモグライダーはなぜかMC席にwww
ラスト10秒では各々が「ありがとう!!」と叫んで終了!!
いや〜〜〜。苦労人の涙ってどうしてこちら側の涙腺をこんなにも刺激してくるかね。今年も相変わらずハイレベルな戦いの中、途中まではオズワルドの優勝を確信してましたがw、改めて観てみると本当に僅差。審査員が最後に悩んだのも納得。その中で優勝を勝ち取った錦鯉のお二人、本当に素晴らしかったです!!史上最高齢で優勝を掻っ攫うことができるなんて、ライフイズビューティフルという他ない。
テレビ千鳥(12.19)
錦鯉優勝の余韻が影響し、全く集中できなかったくりぃむナンタラを挟んでの『大悟サンタ2021』。
収録パートではホトちゃんに宮迫さんセットをお見舞いww
生放送パートでは、ラストイヤーで決勝にも上がれなかったアルピーをドッキリで突撃、番組は2人にお世話になったということで、総額数十万はくだらないガチで良い物をプレゼント。突然の幸運に戸惑うしかないアルピーw 番組内では何も触れられてなかったけど、お世話になったっつってもテレビ千鳥に出てるのは平子さんだけで、酒井さんは初出演で豪華賞品をゲットした形w
最後に千鳥からどうしても渡したいものとして、面白キャラ選手権で登場した『森の狩人ジンザ』セットが。あれだけ貰ったらやらないわけにはいかない平子さん、ジンザに変身した結果、薄スベリに終わるw
M-1グランプリ2021 アナザーストーリー(12.27)
サブタイトルは錦鯉のセリフから。
副題は、
— クイニーアマンマン (@kuini_amanman) 2021年12月27日
穴は掘らないよじゃなかったな。
局に入れない隆さんww
前半はオズワルドもメイン級で取り上げられる。
昨年松本人志とオール巨人で意見が真っ二つに割れたアドバイス。その2人の意見を『ナチュラルに』と解釈してネタの調整に臨む伊藤さん。喫茶店での打ち合わせ風景も流れる。
畠中「それかむしろ、『小林は詐欺なんてしないから』って感じやってみようか?」
伊藤「でも『しない』の時点でもうちょっとツッコみたくなっちゃうな」
伊藤「『もともと詐欺師みたいな男なんだよ、じゃあ小林いらねーな』、いるかな『じゃあ』?」
たった数文字に至るまで細かい調整を行うの凄い…。
錦鯉のこれまでの歩みを振り返る。北海道で高校時代の同級生とコンビを組み、上京するも芽が出ず。当時の相方は体調を崩したため解散、1人東京に残される形となったまさのりさんはギャンブルに漬かり、お笑いもまともにやっていない状況に。
同じ頃、隆さんも当時のコンビの調子が良くなかったため、こんな行動にも。
隆「お笑いもほぼやってなくて。夕方くらいに起きて、タバコとワンカップ買って、近所の河原で、知らねえ中学校の野球の練習ずっと見てたんです。そのチームの最強のスタメンを僕が考えたんです、勝手に。ノートに。その完璧なスタメンができた時に、俺は一体何をやってるんだと思いまして…」www
まさのりさんは40歳を迎え、辞め時だと感じていた頃に隆さんが声をかけ、2012年に錦鯉が誕生。寝ないでパチスロとバイトをやりまくるまさのりさんの日常を変えたのは、隆さんのネタ作り。月に5本は作ってライブでかけていく。錦鯉としての活動の楽しさが、まさのりさんを自然とギャンブルから遠ざけていった。
2016年の準々決勝前、何か考えてるのかと思ったら松屋明けで寝てるだけwww
お互いがお互いを欠かせないものとして認識し合う錦鯉!
2020年にはついに決勝進出!
渡辺「あなたのおかげです」
長谷川「いやいや、こちらのセリフですけど」
しかしこの年は敗退。目標が決勝進出から『優勝』に変わり、2021年も引き続きチャレンジ。
うまく立てないwww
準決勝の楽屋でモニターを見つめるまさのりさんとともしげさん。
ともしげ「誰?これ」
長谷川「からし蓮根」
ともしげ「からし蓮根か…。見たことないんだよなあんまり」
何この無駄なシーンww
そして2021年、最終決戦を制したのは錦鯉!票が入りガッツポーズを決める隆さんに対し表情を一切動かさないまさのりさん。ただこの後号泣。
優勝まであと数ミリだったオズワルドはもちろん悔しがる。「すげぇ!」と喜べる田渕さんは凄い。
他のファイナリストも涙を流して喜ぶ!!
ダウンタウンに憧れて芸人になった隆さん、松っちゃんから票入れてもらって嬉しかっただろうな。。
徹夜で仕事を終えて、父親・そして芸人になるのを反対し、売れる姿を見ることがないまま20年前に交通事故でこの世を去った母親に優勝を報告する隆さん。
渡辺「喜んでくれてるといいですけどね」
優勝から3日後、電話で母親に優勝報告をするまさのりさん。ずっと芸人をやめるよう説得し続けた母親だったが、息子が50歳にして掴んだ最大の栄光にもちろん涙…。
母親「まっち、よかったねぇ!」
長谷川「ありがとうありがとう」
母親「いやぁ、嬉しくて嬉しくて、ほんとに。隆くんとさぁ2人でさぁ、輝いてたねぇ。みんな喜んでくれてね…」
母親「日本一になるとは思わなかったぁ、まさのりぃ!よかったねまっち!私ね、もうね、泣きたかったけどね、周りみんないるから泣けない……。まさのりのねぇ、今朝のねぇLINEでもう泣きそうになっちゃってねぇ…!嬉しすぎてどうしたらいいのまっち…。私本当嬉しい本当嬉しいよ、本当嬉しい。まっちここまでね、長年頑張ったなぁって思ってさぁ」
長谷川「ありがとうありがとう」
母親「ありがとうでないこっちがありがとうだわ…。もういつでも私も安心してもうね、安心できて、本当嬉しい…本当ありがとう…!言っといてね隆くんにもね…」
長谷川「いやぁよろしく伝えとくよ」
母親「もう泣いてもいいよねまっち…泣いてもいいよね………」
長谷川「うん、ありがとうありがとう…」
膨大な資料があるため再現VTR一切なしの濃厚ドキュメンタリーを今年も見せてくれて、本当にありがとうございました。唯一不満があるとすれば、60分では短すぎることかな。ザコシショウから「ええやん!」と声をかけられて号泣するまさのりさんの映像は、スタッフロールでちょろっとではなく本編でガッツリ取り扱って欲しかった。昨年のように90分ならできたのかも。来年は2020年と同じようなスタイルでやっていただけると大変嬉しいです。それでも今年もボロボロ泣いちゃったな。
ただ、最終的には泣きましたけど、途中で一回涙引っ込んだシーンがあるんですよね。それは、優勝が決まったテレビ朝日の局内でのワンシーン………
映り込むジンザwwwww