遠まわりは手短に

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M-1グランプリ2022

M-1グランプリ2022(12.18)

今年もラストの記事はM-1です。これがアップされる頃にはもうみなさんが感想書き終えてると思うので、わざわざ自分が更新する意味はそんなにないんですが、まぁやります。



(敗者復活戦)



今年最大級の寒波が日本列島を襲う中開催された敗者復活戦。風が吹き荒ぶ時間帯もあり相当きつそう。あとテレビで観ると声がめっちゃ聴き取りにくかったのでその辺は来年なんとかしてください。過酷さを演出するのはいいけど音声まで演出の一環にされちゃ困るよ(と書いた後イヤホンつけてTVer再生したらそうでもなかった。俺の部屋の音響が悪すぎるだけ?w)。



大量の黒光り人間キモい!!!



自分が投票した令和ロマン・ヤーレンズ・オズワルドの3組についてざっくり感想を。



個人的にダントツトップは令和ロマン!「申し訳ないです今年は、相方が下着でUSJ行って」「それ俺じゃねぇよ!」のツカミでもう持ってかれた。石田さんが評したようにドラえもんという設定でここまで新しく濃度の高いボケを盛り込まれたら笑わざるを得ない。MOROHA、「これは詰んでるね」、「のびちゃんのセンスで買ってきて」、など、ちゃんと数えてないけど10秒に1回は笑い取ってたんでは?と思うほど詰め込まれたネタ。いや最高でした。



次はヤーレンズ。正直なんで決勝に上がらなかったのか不思議。最寄りの駅前(の頭おかしい奴)でスムーズにツカんだあと入ったネタは『ラーメン屋』。店主を演じる楢原さんの所作全てが腹立つ、もとい心地良い!画像は、ベンジャミンバトン喩えに食い付かなかったのに店名が『麺ジャミンバトン スープなラーメン』だとわかり驚愕する出井さんの反応w 『バナナといったら丸美屋』、東京ラブストーリーのジャケットといったボケも組み込み、駐車場設定も絡めてゴールまで無駄なく走り抜ける!めちゃくちゃ笑った。



オズワルドは夢の中だとわかっていながら見る夢こと『明晰夢』。今は夢の中だと言い張る畠中さんと、現実だと説得する伊藤さんの会話で進行していく。ネタ中の伊藤さんのリアクションは過去3度の決勝で見慣れているはずだが、やはり新鮮に笑わされてしまう。敗者復活仕様の「夢ならストレートで決勝行ってんだろうがッ!!」セリフもバチっと決まる!



投票しなかった中で面白かった組にも触れたい。

シンクロニシティの3音だけで会話するネタ凄い。よしおかさんの朴訥なキャラから出てくる「は?」という煽りや「遺灰」「遺影」はあまりにもしっくりくる。

ななまがりの『こんなの初めて』のネタはあんまり簡単に使いたくないけど「奇想天外」としか表現できなさそうなワードが次々並ぶ!(あとネタ順抽選会の架空数字♌︎(アゼ)も良かった)

ダンビラムーチョの『歌しりとり』のネタでは森山直太朗の『生きとし生ける物へ』をほぼフル歌唱ww 投票には繋がらなかったが、楽器まで持ち出しちゃってこんなん笑うしかない!どうでもいいけど、小3の春頃にHEY!HEY!HEY!見終わった流れで『愛し君へ』毎週観てたからこの曲聴くとあの頃を思い出してエモーショナルな気持ちになる。森山直太朗で一番好き。

ハイツ友の会、あのテンションだと相当不利な環境なはずだが、ひらかた大菊人形を見たすぎて変になってる相方を偏見まがいの返答でいなそうとする二人の会話に思わず耳を傾けてしまう。

投票時オズワルドと迷ったのはケビンス!ダイナミックな動きの裏で「終わってるとこすみません」「冷静かつセンター分け」など細かいセリフが光る。あと人乗ってない時のヨッシーが特に好き。

かもめんたるはラストイヤーなの勿体無い。例のアレ有料なのであんまり言えないけど、う大さん、漫才は今後も頑張りたいらしいですよ。



あと記録しておきたいのは、カゲヤマの「キモすぎやしねぇかぁッ!?」と同時に鳴り響く爆発音wwww ここ爆笑したなぁwww



ネタ以外の部分では、最初の国民採点で最下位となったママタルト檜原さんの「じゃあもうこの僕らの81点はみんなが好きに使うといいですよ〜!」が良かったw



そしてななまがり森下さんはパラレルワールド上戸彩で平場に参戦w 笑神籤を引いて出たトップバッターは、



オグシオwww





勝戦




のっけから大量のドローンを使った豪華なOP。デッカいM。球体となった光が夜空に浮かんでる様を見て、昔ドラえもんのレンタルVHSを再生した時に流れる小学館のビデオロゴを思い出した。




野外に組まれたセットが倒れて錦鯉が登場。スタジオの階段からこーんにーちはー。真空ジェシカ川北さんは、ネタ中にまだこの階段だけが照らされている事に気づいて、錦鯉がいなくても元々照らされてる階段なんだと思ったら面白くなってきてちょっとネタ飛ばしたらしいですねw




この画角のことを「紳助引退カット」と呼んでいます。



大会自体の煽りV。芸人の熱いコメントが採用される中でマユリカ阪本さんの「くそウケ?」で笑っちゃったw



今年の「(俺たちが…一番…)面白いっ!!」枠はさや香新山さん!



審査員紹介。3時間も考えてしまったせいで「ワールドカップよりも熱い戦いを見せてくれ!」と変な球を投げてしまった塙さん、えみちゃん巨人師匠が続投してたら新幹線が止まって来れなかったことに触れたりランジャタイ不在を嘆いたりした志らくさんの後にコメントしたのは、5年ぶりに審査員に返り咲いた大吉さん。しかしそのしんどそうな顔はお世辞にも乗り気とは言えないw

大吉「なんで僕なんですか、一言だけいいですか?」



大吉「太田さんのせいですよぉッ!!」ww

画像じゃ伝わらないけど、大吉さんが叫ぶのを瞬時に予測してカメラを揺らしたスタッフも凄かった。


ラストは山田邦子さん。髪を短く切ったので山田邦子だと気付かれてないかもしれないと。



山田「榮倉奈々だと思ってない?」

今田「思ってない(笑)思ってないです」



山田「大体ねぇ、あなたがね、なんかね色々ね私のことしんどい先輩とか言うから」www

松本「ははははっ(笑)違う違う!水曜日のダウンタウンが言うてるだけですよ!僕は思ってないですよしんどいなんて!」

本来なら藤井健太郎が被るはずの罪を無理やり被らされる松本人志ww


これは水ダウの件を蒸し返したことへのコメント?それとも榮倉奈々のくだり?w




それにしても上戸彩さんはかわいいなあ。去年モグライダーともしげさんが「わー上戸彩さんだ!」つってかわいこぶってたのなんか嫌だったけど、いざ見たら「わー上戸彩さんだ!」ってなるな!ともしげごめん!




【①カベポスター】



選ばれた瞬間にわかりやすく頭を抱える浜田さんw というか待機方法がコロナ前に戻ってる!



ネタはABCお笑いグランプリでも披露した『大声大会』。子供の頃参加した大会の模様を語る永見さんの、ワードチョイスが微妙な他の参加者のおかげでトップバッターにもかかわらず優勝した…という内容に浜田さんがツッコんでいきながら進行。「"く"からじゃなくて、"ぐ"からでもいいですか?」と出てきた頼もしい奴が放つ「軍服!」は最高w 「最後が"ん"で終わらんように大会側がテコ入れしてきてるやん!」という理由でしりとり制を無理なく組み込み『ユリア結婚してくれ』からの連携発覚、からのキスで口すぼめろや!までつながる綺麗な終わり方。やはり後半だったらもうちょっと点数がついてたと思うと惜しいけど、3時間半のお笑い番組の最初のネタとしては、最高の滑り出しだったのでは?



松っちゃんが得点決定ボタンを押してなくて、スタッフが駆け寄る珍しいシーンも。トップバッターで高得点の634点!松っちゃんは小気味がいい漫才であると評価しつつ、

松本「ちょっとあの、点数で焦っちゃったんで5点マイナスにした」

カベポスター浜田「やり直してくださいよ!やり直してください!」

カベポスター永見「絶対に許されない!」

今田「決定ボタン押し忘れててん!」

カベポスター永見「人生なんやと思てんの!?」www


あと、ツカミの糸電話がピークだった志らく師匠にも笑わされたなww



邦ちゃん84点。ネタを評価しつつも「かなり高い点数をつけたつもり」で84点。この後の真空ジェシカに95点つけてるのを見て「やってんなぁ!!!!」と一瞬思いましたが、結局は真空ジェシカを一番評価しただけで配点自体はそこそこで、やってんなぁ!!!!とか言ってすみません…という気持ちに。しかし辛めにつけたオズワルドの87点よりも3点低いというのはやっぱり解せない!ロングコートダディが1位に躍り出て押し出された際の敗退コメントもそりゃこうなる。



永見「あのー、先程の審査コメントでわかりました。山田邦子さん、僕らのこと忘れてますよね?」


もちろん審査員がどのように感じるかは自由、がしかし解せない点差はどうしても気になってしまう。人生なんやと思てんの!?と思われてもこれはしょうがない。




【②真空ジェシカ



共演者の信頼が得たいガクさんに「高齢者の人材が得たい」と認識してしまった川北さんが『シルバー人材センター』を紹介するネタw 焼き印を押してくる係員がいたり紹介ビデオが告発ハッカーに乗っ取られたりとホラーなセンターを巡っていく中で、派遣のニューウェーブ・韓国の受験生・ノルウェーの刑務所みたいね・六法全書の同人誌・かいみょん、など大喜利をバシバシ決めていく。「マウスでは年賀状しか作れない」ですでに完成してるボケにシルバー川柳を絡めていくのも凄い。積み重なったホラー要素が、210歳の年金もらいすぎて卑屈になってるじいさんが襲ってくるオチに繋がる!昨年のネタは大喜利が連発したあと唐突に終わった印象があったんですけど、今年は結末までしっかり描いててだいぶ面白かったです。


審査コメントでは松っちゃんがボケに対するツッコミの声のバランスを指摘。むしろ逆ならいいと。



ガク「今からボケとツッコミを入れ替えるってことですか…!?」

松本「そうですぅ〜!」ww

この結果を受けて月曜TheNIGHTでは川北さんに殺されてしまうガクさんw いや振り回されるガクさんのリアクション凄い良いと思うけどな。




【③オズワルド(敗者復活)】

まずは開票シーンから。



森下さん何してんの?w そして令和ロマンがミキを上回って2位につけたのは凄い!しかしそこから12万票も差をつけたオズワルドが見事復活。この日の出来で言うと確かに上位はこの2組で、現場のウケ量を考えると令和ロマンだったか?と思ったが違った。急いでテレ朝社内に向かうオズワルド!コメントを振られた富澤さんの声にヒロドアナの現場実況が被さってしまう。

富澤「いま俺が喋ってんだろうがぁッ!」ww

このシーンが『富澤、女子アナにブチギレ』といううんこみたいなネットニュースになってて笑いましたw



ネタは敗者復活と同じく明晰夢。塙さんが言うように画が浮かびにくいので、笑うまでの準備が難しいのは正直あったかな。自分が敗者投票でオズワルドをトップにしなかったのはそういう部分。だが「な、好きなだけチェキ撮るよな」「危ねぇーっ!」とか「朝起きたってさーーー!!!」とか「口喧嘩強ぇじゃねえかよ!」と伊藤さんの反応はやはり面白い。殴ってこいと煽るべく頬を叩いて現実だとわかるギミックや伊藤さんの真似をして恥ずかしいと言ってのける畠中さんにも笑わされる。でも、過去のオズワルドの仕上がり具合と比べると点数的には納得かな……って気持ちにはなりましたw




【④ロングコートダディ



ネタは『マラソン世界大会』。「イッショニ、走ロウナ」を無下にしちゃうあるあるから始まったのは『マラソンでまさかこんな奴に抜かされた!どんなの?』大喜利の連発。個人的には他のネタに比べると、大喜利が並んでる感覚が強すぎて深くまでは入り込めなかったんですが、最初のオーソドックスな「走り方変な奴」から一気に「人混みやと思ってる奴」に早くもガラッと変えて掴んでから「まだ何の大会かよくわかってない奴」「お味噌汁持ってる奴」「まだ靴履けてない奴」などなど全弾当てていくのが凄い!その後は「青春」「大奥」とぶっ飛んだ回答を放ってボルテージをさらに上げる。最後はシンプルに「太ってる人」なのだいぶ面白いwww そこから「イッショニ走ルッテ言ッタヨネ〜!」に繋がって見事に決める!


20秒残しだったことが原点に繋がる大吉先生のシビアな採点が印象的。松っちゃんはこの大舞台にこのネタで挑んだ根性を称賛。

松本「ちょっと思ったのは競争でこいつ、兎やしそれもかかってんのかなって」



兎「かかってます!」www

絶対ウソww




【⑤さや香



30代に入り体の衰えを感じてきた…というあるあるを踏まえて「免許返納しました」という異常行動を発表する石井さんを新山さんが説得するネタ。近年のトレンドワードでもある免許返納をこう面白くネタにできるとは!衰えたと言いながら漬物でご飯3杯食えてるしCreepy Nutsも歌えるし草も生やすし免許を奉納しちゃうし、異常者っぷりを無理なく発揮する石井さんの言い分に、「日本人の平均からしたら、元気な81歳は、別に元気ではない!」「47の時の子どもなん?……めっちゃエロいやん」「人間が普通に生きてたら佐賀に行くタイミングなんかない!」「佐賀は出れるけど入られへん!」と新山さんが熱量の高い偏見をぶつけていくのが最高!前半はその偏見に乗っかれるが後半はボケでしかなくなるのも凄いね。あと何気に石井さんの表情も異常者っぷりを演出してるとも思うw 667点で大会復活後の歴代2位の点数を記録。いやー面白かった。


松本「俺あの〜、娘が俺46の時の子なんで俺めちゃくちゃエロいんですけど、めちゃくちゃエロいんですけどぉ!」ww

なお志らく師匠も50過ぎてからできた娘であることを告白w



サヨナラ、クニチャン。




【⑥男性ブランコ



ネタは『音符運び』。音楽家の元に音符を運ぶ職業をやってみたいと言い出した平井さんのメルヘンな世界観を見守っていたはずの浦井さんが、実は刃物がくっついていた音符の被害を受けて次々死んでいく風変わりなネタw 平井さんが重そうな音符を運んで落とすところや、浦井さんが鮮やかなまでに死んでいくところの表現力は抜群!だが個人的には、死ぬ以外の展開ももっと観たかった。相次ぐ死の結果「何が一番ダメってね、事故が起きてからなんにもしてないですよあなた!」という指摘に繋がってくるわけですけど。こういう指摘パターンもさらにバリエーションがあったらなぁとか。でも松っちゃん96点!かつて漫才の型をだいぶ意識していた礼二さんも同じく96点なのは意外。邦ちゃんはコメントではちゃんと褒めていたけど、86点にした理由もうちょい知りたいよ。




【⑦ダイヤモンド】



男女兼用車両・有銭飲食・地上鉄・農薬野菜…と言わなくてもいいワードをくっつけて近況を語る野澤さんに小野さんがツッコんでいると、「いちいちうるせぇなぁ!!」「じゃあ全身浴って何だ!?」とキレ始めて持論を展開していくネタ。裸眼、紙タバコ、雨傘…など、原型から一定の需要ラインを超えて生まれたダッシュファイターワードを次々並べて反論。それに対する小野さんのリアクションが「『もね』ってやめてよ!」ぐらいしかなくて、新たなワードを生み出していく展開に入っても結局同じ位置にいて議論が発展していかないのが物足りない感じ。そもそもワード自体も、『不自然ローソン』ぐらい強いのがもっとあればなぁと。新たなワードに集中してスルーしていた部分を「お前めちゃくちゃ食べるなぁ〜!」で気づかせてくれたのは面白かったがw



こんなに銀色が並ぶの久しぶりに見る。そして空いた口が塞がらない野澤さんw 審査コメントへ。


塙「まずはあの〜神奈川県のね、」

野澤「オレ黒岩県知事じゃないんすよ!」ww

ここの返すスピード早すぎるww よく同じイジりされてるのかな?



松本「ちょっと、ダイヤモンド、原石ぐらいに変えた方がいいんじゃない?」

野澤「ダサいでしょ!」ww

松本「ごめんごめん!」

小野「いいですよ。いいですよ!全然謝ってもらえたらいいですよ」


松本信者でありながら即座に「ダサい」を返せるのえらい!



8組目の抽選を前に、松っちゃんにコメントを振る今田さん。

松本「いや〜だから、考えたら僕ここの席座るのが初めてで、こっから見る景色というか」

今田「紳助さん、上沼さん、そうか!」

松本「紳助さんがずっと座っておられたとこなので、ちょっとそういう意味でも感慨深いもんがあってぇ」




松本「紳助さんってあの〜、友達多すぎておかしくなってしまったんですけどぉ」www

今田「いやいや(笑)」

上戸「おかしくなってないです!」

今田「友達は多いです紳助さん。おかしくはなってないです」



静かに首を横に振る大吉先生www なおこのあと邦ちゃんから紳助とメールしたという情報が。ここはさすがひょうきん族メンバー。宮崎から観てるとのことだけどテレ朝系ないからTVerで観てたのかな?




【⑧ヨネダ2000】



『イギリスで餅をつこうぜ!』という前提こそトリッキーだけど、円陣でのハプニングあたりは微笑ましいボケだなぁ、と思って始まったのは怒涛のペッタンコ&アーイ!ラッシュというトリッキーの極みみたいなネタ!イギリス人が餅つきに惹き込まれていったりDA PUMPからの餅つきif...を歌い出したり(歌うだけでなく、『俺の行く末密かに暗示する人Honey』と、綺麗なハモりパートと、ここだけで3段構えになってるのがまた凄い)、何回か寄り道をするたび戻ってくる本線がペッタンコ&アーイ!になってること自体が面白すぎ。意味わかんない。2回目見返してもめっちゃ笑いました。


「女版ランジャタイ」と表現してまでランジャタイの亡霊を追ってイリュージョンを感じてしまった志らく師匠の大量加点はありつつもここで敗退。「KENZO」の説明が要らなかったという大吉先生の指摘はわかる気持ちもあるが、二人からすればあれも込みで歌いたかったんだろうな〜とも思う。あと13回M-1出れるの恐ろしい。来年どんなネタやるのか今から楽しみ。




【⑨キュウ】



決勝でもキュウらしさを一切崩さず披露したのは『全然違うもの』。ぴろさんが上げていく全然違う2つの物に混ざる共通点を「〇〇でしょう〜!!」と清水さんが指摘していく。「全く一緒でしょう〜!!」「あとお前、さっきから海産物が多いでしょう〜!!」「全然楽しくないでしょう〜!!」とチョイスの違和感や個人の感想を指摘するギミックはちゃんと盛り込まれていたし、完全に謎かけになって清水さんのテンションが上がるパートなどハネそうな箇所は設置されているものの、どうにも爆発しきれず。出順も関係しているとは思いますが、会場の空気を持っていくには難しいネタだったということでしょうか。準決勝で披露した『全国弁』だったらファイナルは無理でももっと上位には食い込んでいたと思います。ただTheNIGHTでぴろさんが言っていたのは、『全国弁』はウケ量は多いためファイナルに回したとのこと。ただの大喜利の羅列になっていくそれに比べて『全然違うもの』はウケるのは大前提として自分達も好きだからファーストで披露したと。ただ個人的にはキュウの進化を目の当たりにしたと感じた『全国弁』を決勝で披露する姿を見たかったかなぁ。



感心はするが爆笑まで行かないという富澤さんのコメントはまさに。そこに壁がある。志らく師匠は、YouTubeで観たキュウのネタにハマったがその中でも凄いハマるものと普通のものがあった、そして今日は普通のほうだった…とコメント。それを聞いて首を横に振るぴろさん熱い!そんなぴろさんはコメントを振られ、低めの得点をつけた松っちゃんに言及。

ぴろ「松本さんの点数低かったんでぇ、いやちょっとそっか、やっぱ、あのー、太田さんとかの事務所だからかなぁとかやっぱ思っちゃいました」wwww

今田「全然違うよぉ!違うよぉ観て!録ってるでしょ?録画してるでしょ?観てみてください」

松本「いや、いやいや、」



松本「マジマジ!」ww


これ前期のM-1だったらどんな返答だったのかなぁw




【⑩ウエストランド



ネタは『あるなしクイズ』。「恋愛映画にはパターンがない」とか、「YouTuberはやっぱりウザい」とか、その切り口自体は決して新しくはないものの、そこに「さすがに見てられない」「若くして大金を得てるからマトモではない」「あっ 警察に捕まり始めている!」とどんどんトッピングを追加していかれたらもう笑っちゃうよこんなの!礼二さんも言っていたようにクイズに正解したいというフォーマットがあるから、以前は一方的に放つ傾向のあった井口さんの悪口も入ってきやすい。そして分析してくる痛いお笑いファンにも言及w テレビの前の視聴者に向かって手を伸ばすムーブもさることながら「あぁ〜〜佐久間さ〜ん!」が最高ww これをご飯食べながら見てた佐久間さんの奥さんはビックリしてすき焼きを吐き出したそうですねw 準決勝では爆ハマりしてたこのフレーズ、決勝では削るかな?と思ってたらちゃんと残して、大喜利ライブに出てるハガキ職人のくだりを削る判断が凄い。

いやー何回見ても面白いな。審査コメントの途中で今田さんが「井口くんが変人ですからねぇ」と差し込んだように、どんなにブッ刺してもあのフォルムと喋り方などキャラクター性のおかげで笑いに変換されやすいというのはありそう。井口さん自体は前から変わってないはずだけど、このフォーマットだからより笑いが倍増されたのだと思います。とかこうやってグダグダ書いてる自分も含めたお笑いファンたちは全員被弾しているわけですが、これはあくまでネタ。もちろん本人が100%冗談で言ってるわけでなく本音が充分に混じっていると思いますが、被弾といってもサバゲーみたいなもんなので気に病む必要はないと思います。



点数発表前のしなくてもいい約束を破りバンザイする太ww このあとネタを飛ばしていたことがわかり、よくバンザイができるなと今田さんからツッコまれるw



敗退した男ブラはここでもしっかり絶命w




【最終決戦①ウエストランド



ほとんど間を空けずに舞台に登場した二人は再びあるなしクイズのネタを披露。「アイドルにはあるけど役者にはない」→「向上心!」「『前売り5500円』高けぇよ!!」で会場の空気をウエストランド色に!「田舎にはあるけど都会にはない」→「引け目!」「歌にはあるけどコントにはない」→「メッセージ性!」などとテンポ良く飛ばした後、「M-1にはあるけどR-1にはない」のお題には「夢!」「希望!」「大会の価値!」「大会の規模!」と重ねていく!!ww 即答の『夢』は面白過ぎた。「大阪にはあるけど東京にはない」→「自分達のお笑いが正義だという凝り固まった考え」も確実に命中させ、「ある方は全部ウザい!」「M-1もウザい!」「アナザーストーリーがウザい!いらないんだよ!泣きながらお母さんに電話するなぁ!『優勝したよ〜』じゃないんだよどうでもいいんだよあんなのぉ!」M-1にまで悪口を吐き散らかしていく!爽快感すら覚えたな。大吉先生のポッドキャストではお笑い界の内輪ネタに思えてしまったという考えも述べていてそれも少しわかる。だがファーストラウンドで一度染まったウエストランドの色がさらに重ね塗りされていく感覚に、もうそういうの関係なく笑わされましたね。圧巻。




【最終決戦②ロングコートダディ



堂前さんがタイムマシーンと次々浮かんでくる別時代の情景を演じ、江戸時代にタイムスリップしたい兎さんがちょうどいいタイミングで突入するが現代にばっか到着してしまう『タイムスリップの練習』のネタw ポーズ大喜利を次々決めていく馬鹿馬鹿しさが気持ち良い。遠山の金さんかと思いきやの「これ副反応って結構出るんですかねぇ?」がめちゃくちゃ好きww タイムマシーンがHARA、「『もう』要ります?」、ダーツの旅とおんなじ音楽、といった愛おしい無駄な要素でもくすぐってくる。1組目に負けず落ち着くことのない盛り上がりを見せていました。




【最終決戦③さや香



冒頭の新山さんの噛みが緊張感を滲ませる中スタートした『男女の友情』のネタ。1本目の『免許返納』が鮮烈だっただけにありきたりなテーマに感じた部分はあったものの、展開のさせ方が凄い!友情が成立すると語る石井さんは10年来の女友達とは恋愛関係になっていないが、大人の関係は1度だけあると早速持論が破綻するw 新山さんがここで偏見混じりに「シラフの1回は、ベロベロの5回や」「昼の1回は、夜の25回や」「シラフの昼やから5×25で125回分や」と精算するのが良い。1回そういうことがあってもそれまでの期間は男女の友情成立してる、という石井さんの言い分には「モヒカンは坊主か?」と的確すぎる説明で論破しようとするだけでも面白いのに「モヒカンは坊主の方なんや」でもう1段重ねる!ここで大人の関係になった行為がキスだけだったことが明らかに。ここから「好きな人だけちゃうキスっていうのはその場の流れとかお酒のノリで誰とでもできんねん」「ある一定の清潔感のライン超えてる人とやったら誰とでもできんねん」とヤバさで上回っていく展開がもう一丁!ダメ人間と気付いて終わるまで本当に無駄のない漫才。爆笑問題太田さんが歴史に残る漫才師だと評するのも納得。ウエストランドが塗りたくった色が再び塗り替わった印象もちゃんとあった。いや凄かった。



最終審査前に審査員たちにコメントを振る。もちろん悩む一同。

富澤「もう難しいんで3つ全部自販機みたいにバーンって押しちゃおっかなーって思ってます」www

カルピス飲みたいけどコーヒーも同時に押してみるスリルのアレw しかしランダムに委ねたくなるほど接戦なのは誰の目にも明らか!邦ちゃんも審査員席に座るキツさをここで実感したと。



結果発表の前に今年も一旦CMです!の直後、初出場時のVTRをさっき披露したネタVと同時に流す演出!BGMも相まって追悼特番の質感にも思えましたがw でもこれ敗者復活のメンバーも込みで全員分事前に用意してたってことだよね。気合いがすごい。



からの日清の高須クリニックパロ。この緊張感マシマシの大舞台で、パロディでウケを頂こうとするメンタルの強さに憧れる。ほんでここM-1王者じゃないのかよ!w




【最終審査】



大吉先生がさや香に1票、他の審査員が全員ウエストランドに票を投じ、6票獲得したウエストランドが優勝!!!



なんでお前が泣いてんだよwwwwwww



優勝者インタビューでももちろんそこに触れる井口さん。

井口「こんなに台詞も少なくてネタも飛ばしたやつがなぜか大号泣してるんでぇ、今日色々言いましたけどそれが一番腹立ちますね」

しかも綺麗に泣いてるもんなぁw



松本「こんな窮屈な時代なんですけど、キャラクターとテクニックさえあれば、こんな毒舌漫才もまだまだ受け入れられるというなんかすごい夢感じましたよね。素晴らしかったです。おめでとう」

河本「ありがとうございますっ!」

井口「あんまお前が言うな」




井口さんの「そうですね、なんかあの、自分の人生なんですけど初めて主役になれた気がしましたありがとうございます!」という半年前から考えてたコメントで番組は終了!太の謎号泣の影響か、はたまたあっさりしすぎてる井口さんのリアクションの影響か、いつも絶対泣いちゃうチャンピオン決定の瞬間は一切感動の気持ちなどなく観ることができましたw ただそこに「ウエストランドM-1獲っちゃったよ」という興奮は間違いなくありました!


ただそのあと流れてきたこの動画見た瞬間に、もらい泣きしそうになった。良い映像だ……!!




さあ『漫才を塗り替えろ』なんてキャッチコピーがついていた今回。最終決戦をリアルタイムで見ていた時は本当にどこが優勝するかわからなかったけど、今こうして見返すと、会場がめちゃくちゃウエストランド色になっていたなあと。出番が連続したため重ね塗りが強靭になっていて、ロコディやさや香の持ってためっちゃ強いインクすらも弾いてしまってた感じ。いやしかしさや香今回取れなかったのしんどいな。前期のM-1ならばほぼ確実に獲れていただろうな。M-1自体のブランド力が復活後さらに増して、知名度を度外視した決勝のメンツが実現するようになったのがすごい。個人的にはヨネダ2000みたいなトリッキーな漫才師が決勝の舞台に上がったことも嬉しい。審査員の一部刷新も含めて、漫才のみならずM-1自体もちょっと塗り替わったようなそんな年だったのではないでしょうか。来年も楽しみ!







ウエストランドの過去映像。



2本目のネタを生披露。太が「大阪にはあって東京にはない」の大阪・東京を逆に言ってしまい進行不能にwww



ラヴィット!(12.19)



ウエストランド生漫才、フライヤーのくだりのあとにコント師の最後の爽やか挨拶終わり!」「コント師の暗闇の中挨拶!」が追加されてたり、R-1のくだりのあと「だってルシファー吉岡さん5回出てんのにフォロワー全然増えてなかった」「ルシファー吉岡!」「ルシファー吉岡の単独ライブのフライヤー!」「チャンスの時間でお馴染みルシファー吉岡のフライヤー!」が追加されてたりで、ラヴィットだから大丈夫と踏んでチャンスの時間を出す判断込みで面白かったw

あとこの回は本並健治さんvs井口さんvsさや香新山さんのおっさんみんなで何やってんだ的ツイスターゲームも笑った。宙に浮かせるラヴィットルールでただの新山が生まれるww



M-1グランプリ2022 アナザーストーリー(12.26)


「アナザーストーリーがウザい!」発言を受けて編集がどうなるのかがめちゃくちゃ気になった今回。去年までの感動ドキュメント仕様のままいくのか、路線を変更していくのかすら放送を迎えるまで一切わからないまま。今まで以上に注目して視聴を開始。



ひとり電車で訪れた井口さんをイジる吉本のタクシー勢。ダイヤモンド小野さんが「期待値の差」だとイジるがまさか最下位になるとはなw



カッコいい画が続く中でのヨネダ2000愛さんの団子喰いはちょっとほっこりするw



前半のメインは今回準優勝のさや香。2017年に決勝進出するも敗れ、そこから這い上がれずコンビの関係性も良好ではなくなる…という描き方。正統派漫才師という呼び方には、昨年の「からあげ4」を完全に無いものとしている違和感は正直あるが。



2021年夏に突如ボケツッコミの入れ替えを「通達された」と表現する石井さん。別に悪いことではないやろもっと前向きにやっていかないとあかんぞ…と説得する新山さんに、そうやけど!と認めつつ腹のどこかではムカついているのが透けて見える。ヒートアップする前に新山さんがカメラを止めるよう要求するほど。



新山さんが役割入れ替えをしようと思ったきっかけも、こう言っちゃアレだけど関係性良いままだったら産まれてなさそう。本人の人間性がちゃんと出てるから余計に面白いんだろうなぁ。



そんなに仲良くなくても、相方を面白いと思ってるというそれだけでなんか安心するわ。




後半はウエストランドのパートにスイッチ。密着カメラの前でも止まらない井口さんwwww 毒舌とかそういうの置いといてとにかくよく喋るなぁw



井口さんは月によって給料が激しく、河本さんは会社に勤務して家族を養う、両方とも売れない苦労人的な描き方。まぁそこは本当にそう。



2010年初出場時の河本さんめちゃくちゃ喋ってる!気持ち悪っ!w 一生でしゃべる分をこの時使い果たしたんじゃないか?



なんだうしろの可愛いギャルは。



2018年、河本さんの奥さんが子供を連れて家を出て行ってしまう悲劇が訪れる。それを爆笑しながら聞いてる布川さんいいなあww



言ってるそばから飲んでんじゃねえよw





ぽろっと井口さんが本音を漏らしたことがある…として流れたのは河本さん夫婦の結婚披露宴。



まあ「相方への本音」というか「相方という存在」を説明してる感じではあるが、これは本当にいいスピーチ!




さらに、2020年の密着時にカメラに喋った井口さんのVTRがここで使われる。

井口「なんでも受け入れてくれるんで、頭は二つあるとぶつかっちゃうじゃないですか。何にも考えてないしまぁ僕のいったことを全部やってくれるんでそこはあのー、助かってますけどね。だからもしネタ考える奴とかだったらもっとぶつかってたかもしんないし、もうやめてたかもしんないし、僕にない部分をこう補ってくれてるとこはあんのかもしんないですね」

それをスタッフが河本さんに伝える。



河本「ちょっと泣きそうですね。真面目なこと言ってるんだちゃんと。はぁ…いやーちょっと泣きそうです。今の聞いて」



こん時すでに泣いてたのかwww



さらに同年に決勝進出が決まった時も泣いてた太w



結果は芳しくなかったものの、松本人志のコメントで方向性は間違っていないと確信した井口さんは、さらに自身の芸に磨きをかけていく。



井口「カメラの前で、密着とかアナザーストーリーとかで、肩組んでウィッス!みたいのさえやれば簡単に信じるんで。簡単ですよ、そう思うと。心配ですよ日本が」

日本の心配までしてんの?www





そして見事優勝を掴んだウエストランド!別角度から見ても太の泣き顔はなんか面白いwww



バックヤードで湧き立つ芸人たち!キュウはやっぱり一番興奮してるように見えた。川北さん表情微動だにしてないけどどういう感情?w



さっきdisったばっかのアナザーストーリーのカメラが井口さんを追う。一旦楽屋に戻り、ここでも井口さんは口を開く。


井口「絶対こいつとじゃなきゃみたいな、のは、あのぉ、もしそうだとしても絶対言いたくないしその、それを言うのがいいとは思わないんで」



河本「いや僕はコイツで良かったですよ。…………はい。まぁ当たり前か、はははは(笑)それはそうか。僕の方はそうです」




GYAO!配信会場となる居酒屋までの道中でスキップする太には笑わされたけど家族とのシーン見せられたら流石にグッとくるな。それを経て一人暮らしの部屋に帰る井口さんのシーンに。



井口「はぁ〜あ。………疲れましたねぇ。なんか、誰もいないから別に帰ってきたとてなんだよなぁ…。誰かが迎え入れてくれるわけでもないし。………ふふふっ(笑)なんにもないっすねぇ」


ここで芸人になるきっかけの一つとなるエピソードが語られる。


井口「子供の時に、まぁ背が低かったんで、ずっと。まぁ気にしてたんでしょうね親的にはもちろん。子供が背が低いっていうのを。まぁそれもあってかポロッと『芸人だったら武器になるけどなぁ』みたいなことを言ったんすよ。子供ながらに、だからそれが本当に原点かもしんないですね」




なんとしてでも感動路線に持ってこうとするスタッフww



そして母親に電話をかける井口さん。「かけさせられる」の方が正しいのか?


井口「あぁもしもし!」

母親「は〜い」

井口「大丈夫?」

母親「はい大丈夫ですよ」

井口「はっはっ(笑)あぁ寝とった?」

母親「ごめんなさい、寝てましたけど」

井口「M-1優勝したわ」

母親「あぁ…おう…ふふっ(笑)おめでとうございます」

井口「まぁまぁまぁ、……ん?」

母親「聞こえます?」

井口「あぁはいはい。聞こえる?」

母親「まぁおめでとうございましたねぇ」

井口「あーありがとうございます」

母親「今は忙しいやろうけど体気をつけてくださいね」

井口「はいはい。まぁまた、あのーどうせ近々帰ると思うけど。帰るっていうか、まぁ仕事で津山行くことあると思うけど」

母親「あぁそうなん?まぁ、まぁもし寄れるようだったら、まぁ忙しいやろうけどな、なかなか、家の方には帰れんかもしれんけどな」

井口「まぁ、そう、かも」

母親「うーん…まぁ…」

井口「まぁまぁまぁ」

母親「まぁ…そういうこと?」

井口「うん。ふふふっ(笑)」

母親「また帰るようなことがあったら連絡してください」

井口「はいはい。はい。おやすみなさーい」

母親「はいはい。ほんならね。はーいありがとね。おやすみなさい」


通話終了。


井口「…………………………………」

井口「ふふふふふふっ(笑)」

井口「泣く気はしないなぁ、やっぱ。」

井口「まぁちょっとぐらいはね、親孝行したいっすね」


泣かない!スタッフの思惑通りにはいかず!!



ここでCMを2度挟み、番組ラスト15秒のみで爆笑問題カーボーイウエストランドが凱旋したシーンを公開!



田中「これがアナザーストーリーなの?これなんだ!」



太田「こんなもんいらねぇんだよバカヤロオッ!」www




いやーー例年とは違って涙することは一切なかったけど良かったな。コンテンツの背景とか裏話とかがどうしても気になっちゃう性分なんですけどことお笑いに関しては芸人側が裏側を見せたくないと語るのももちろんわかる。ですがその野暮さを上回るほど、膨大なアーカイブを駆使して良いドキュメンタリーを撮影してくれるので僕はM-1アナザーストーリーが好きです。(暗い現状のままなのに浅草キッドを歌ってエモい感じになってる水ダウのアレは特に何の感情も動かされませんでしたがw)お母さんに電話して涙してるのを揶揄するネタで笑いつつも、粗品さんとかまさのりさんのそのシーンでめちゃくちゃ泣かされた。彼らが泣いているのは心から泣いているから良くて、井口さんは井口さんで心から泣こうと思ってなくて泣かないからそれも良い。井口さんまで感動路線に乗せようとするのはどうかと思いましたが、ちゃんと本気のリアクションを見せ続けてくれた井口さんとそれを流してくれたアナザーストーリー、なんだかんだで見入っちゃったなあ。



そうだったんかい!!www それは流してほしかったなーw



これもこれで見たかったけどなぁw






そして今大会にまつわる映像と裏話でだいぶ面白かったのは、YouTubeで公開された「M-1アナザーアナザーストーリー」。ヨネダ2000と井口さんのおしゃべりシーンもほっこりしてて良かったんですが、さや香新山さんのとあるシーンが好きだったのでそこも記しておきます。




放送が始まり、楽屋で待機しているファイナリストたちが「俺たちが一番面白い…!」のカットを楽しみに待つ中、音楽を聴いて集中する新山さん。




集中しすぎて自分の映像が出たと気付かずww



のちに、新山さんが聴いてた音楽の正体が明らかになります。ABCのワイドショーの密着カメラが捉えたワンシーンをツイートしてくれてる方がいたので引用させて頂きます。

ドラえもんの歌wwww



まあ、まあね!劇場版のドラえもん武田鉄矢が歌ってたってぐらいだから、なんかシックな感じの曲ね!調べてみよう!




あんな顔して聴いてたとは思えない曲調に不意を突かれてめちゃくちゃ笑ってしまいましたwwwww




というわけで今年は以上!また来年も良い大会になるといいな。