遠まわりは手短に

bagpipe_psのサブブログ。テレビ・ラジオで観聴きした番組の感想を載せています。※番組の画像の著作権は全て著作者に帰属します。当ブログの内容について問題やご連絡がありましたら、お手数ですが当ブログの承認制コメント欄・またはXアカウント(@bagpipe_ps)のダイレクトメッセージへご連絡をお願い致します。

怠惰すぎてYouTubeにハマれない

新年度から陰鬱なことを言うのもなんだが、僕は非常に怠惰な人間だ。


夏休みの宿題はもちろん後半になってから必死こいてやってたし、大人になった今でも飲み会の幹事任された時予約するのめんどくさすぎて先延ばしにして結局予約取れなくなっててリスケするし、怠惰な人間だと感じる瞬間が多々ある。


さらに問題なのは、やらなければならないことを先延ばしにしてまで、何かに夢中になって打ち込んでもないことなのだ。夏休みの宿題をスルーしてアニメドラマ映画何本も見るとか、予約取る暇もないくらい資格の勉強したりとか、そんなことをしていたわけではない。ただただダラーーーっとしていただけ。スマホをいじりWikipediaを見るかTwitterの勝手にこっちが仲良いと思ってる人をバンバン追加したリストのTLをただ更新してるだけ。




僕の場合、怠惰さがコンテンツを楽しむ時にも影響してくる。

ずっと前に『コードギアス』のアニメをお勧めされた時、第1シリーズの初回から劇的な展開で超面白くて、毎日1〜2話ずつ楽しく観ていた。特に第1シリーズの最終話が「これどうなっちゃうんだ〜!?」と心の中でナチュラルに布川が飛び出してしまうような終わり方で、第2シリーズが気になってしょうがなかった。

僕はサブスクで観ていたので既に第2シリーズは配信済み、すぐ第2シリーズの第1話を再生した。

すると「登場人物の置かれてる環境が全く違う…?どういうことなんだ…?ええっ…!?!早く次が見たい!!ヤバい!!」と混乱と興奮が同時に押し寄せた。再生し始めたのがだいぶ夜遅くで次の日は仕事だったため、続きが気になる所だったがその時点ですぐ寝た。翌日も、仕事のあと飲み会だったのでコードギアスをスルーしてしまった。




………僕が第2シーズンをちゃんと観始めたのは、なんとここから2ヶ月経ってからだった。


2ヶ月経ってしまったことに特に理由は無い。あるとすれば「自分が怠惰すぎた」だけである。毎日1〜2話ずつ観るリズムが一旦崩れ、スルーが2日重なったことにより、再生ボタンを押す気分じゃなくなってしまった。その間に他のテレビラジオに気を取られ、再生するまでの熱が冷めてしまったのだ。

なかなか理解されづらいと思うが、あくまで「再生する」ことへの熱が冷めただけで、「コードギアス面白い」「早く次が見たい」ということはこの2ヶ月間ずっと思っているのである。なのにも関わらず、それを超える「再生めんどくさい!!!」の気持ちが視聴を阻んでいたのである。

これをTwitterで書き込んだらコードギアス視聴済みの友人に「早く見ろ」と急かされ、重い腰を上げて第2シリーズを観始めた。

1ヶ月ぐらいかけて第2シリーズ観終わって「超面白い!!!」「早く観ればよかった!!!」という感想が残った。




早く観ればよかったとこのとき思ったのに、怠惰な性格は全く変わっていない。

昨今は若い子がテレビを観る機会が減って、サブスクなりYouTubeなりを中心にコンテンツを摂取しているとよく聞く。僕は来年で30歳になる。決して若い世代とは言えないので新しい常識を受け入れていかなくてはならないが、やっぱりイマイチYouTubeにハマりきれていない。

誰かがおすすめしている動画を観ることはあるが、日常的にYouTubeを使っているかと言われるとそうでもない。暇な時の選択肢としてYouTubeが挙がることもない。気付いたら1週間使わない時もある。

決してYouTuberの動画が面白いとかつまらないとかではない。これも怠惰さが関係している。怠惰すぎるあまり「再生する」はもちろん「検索する」までも億劫になっている。もとより、検索してまで探したい動画がないというのも事実だが。

唯一能動的に見るのは、スーパーマリオの専門家であるkikaiさんによる、マリオゲームの研究動画ぐらい。同じ内容のソフトでもこのバージョンとこのバージョンではこんな違いがある、という解説動画をじっくり見届けている。よく、還暦を迎えたうちの親が、地上波のテレビを観ずにBSの懐かし歌謡番組とか紀行番組ばかり観てて「おんなじのばっか観てないで新しいもん観ろよ!」とよく思っていたが、それと同じような現象を自分も味わいつつある。こうして徐々に老けていくんだろうな。




それに比べれば、テレビというメディアは僕の性にとても合っている。

時間が来れば始まるし時間が来れば終わる。特に何かを見ようという意思があってもなくてもとりあえず電源を入れれば観れる。自分の意思が左右するポイントがとにかく少ないのだ。

TVerはめちゃくちゃ便利だし欠かせない存在だけど、やはり「今このタイミングで自分が再生ボタンを押す」ということさえ、怠惰な自分にとっては小さくはない障害になっている。やはりテレビをリアルタイム視聴できるならそっちの方がいい。




芸能人などでも、多忙を極める中で大量のコンテンツをチェックしている人がよくいるし、自分がTwitterでフォローしてる人にもいる。そういう人を見ると本当に凄いな!偉いな!と思う。怠惰な自分にはとてもじゃないができない。

怠惰な割にはブログを3年以上毎日更新できてるのは奇跡に近い。のだが、これについては、「どうしても伝えたいことがあるから更新してる」わけではない。単に「せっかくここまで積み上げてきた"毎日更新"が崩れてしまう悲しさが、怠惰を上回っているから更新してる」だけだ。怠惰を上回りさえすればできないと思っていたこともできるんだな…と良い方向に捉えることもあれば、逆にそこまでやらないと自分の意思で何もできないのかよと怠惰さに自分で嫌になることもある。

まあそこは、嫌になったところでどうしようもないので、怠惰さと上手く付き合っていくしかないんだろうな、と、まとまりのない結論を出して今日のところは終わり。




昨日もお知らせした通り、2024年4月以降はブログの更新内容をちょっと変えて、テレビラジオのメモではなく、こういう雑記を載せることが増えると思います。以上です。